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特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 a.検査・治療手技用語
内視鏡的腸捻転整復術(endoscopic reduction of sigmoid volvulus)
著者: 多田正大1
所属機関: 1京都第一赤十字病院胃腸科,現 京都がん協会
ページ範囲:P.302 - P.302
文献購入ページに移動S状結腸捻転症にも解剖学的に種々の程度があるが,180°以内の捻転であれば内視鏡治療が期待できる.しかし捻転が高度であったり,発症後時間を経過した場合では腸管壊死に陥っている危険性があり,内視鏡操作そのものによって腸管穿孔を誘発する危険性がある.したがって内視鏡的整復術の適応として,腹膜刺激症状がないこと,麻痺性イレウスに陥っていないこと,などの条件が挙げられる.
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