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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 a.検査・治療手技用語

エコーレベル(echo level)

著者: 中林正一1 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.307 - P.307

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 エコーレベルとは,一般にはBモード画面上に表示される輝度として理解されている.周囲の組織と比較して,画像を構成する最小単位であるピクセルの輝度が高い部分を高エコー(hyperechoic,echogenic)部,低い部分を低エコー(hypoechoic)部と表現する.また,周囲組織と輝度に差を認めない場合は等エコー(isoechoic),信号を認めない場合は無エコー(anechoic)と表現する.

 ピクセルの輝度を決定するのは,ピクセル1個あたりの電気的信号の量である.電気的信号の量は超音波プローブのセンサーに検出される超音波信号の量に比例する.したがって超音波は縦波であり,その振幅が大きなものなどは,ピクセルあたりの電気的信号の量が増加し高輝度となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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