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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 a.検査・治療手技用語

腹腔鏡下手術(laparoscopic surgery)

著者: 鈴木孝典1 井戸健一2 木村健1

所属機関: 1自治医科大学消化器内科 2自治医科大学内科

ページ範囲:P.312 - P.313

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 1.腹腔鏡的(下)胆囊摘出術(Fig. 1)(laparoscopic cholecystectomy,laparoscopic laser cholecystectomy)

 1987年ごろから,仏,米で開始された本手技は1990年にはわが国でも開始され,今や開腹胆摘を凌駕する勢いである.基本的には胆囊管,胆囊動脈を処理し,胆囊を摘出するということは従来の開腹術と同様である.視野はスコープの2次元画像なこと,また,鉗子類の操作が手の動きと逆方向に動くことなどが従来の手術と異なり,若十の慣れが必要である.利点としては早期離床,早期職場復帰,術後柊痛の少なさなどで,適応は手技的に安定すれば開腹術とほぼ変わらない.偶発症は開腹術に比して,やや胆道損傷が増加している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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