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特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語
Kammrötung
著者: 小越和栄1
所属機関: 1県立がんセンター新潟病院内科
ページ範囲:P.317 - P.317
文献購入ページに移動 Kammrötung(カムレートゥング)はドイツ語で,消化器内視鏡用語集には“胃の長軸に平行に走る発赤で,一般にひだの頂上にみられる"と記載されている.従来これは“櫛状発赤”とか“線状発赤”と呼ばれていたが,Kammは“櫛”と訳するよりも,ここで使用される意味はうねや波の背または山の稜線などの意味であるため,“うね状発赤”または“稜線状発赤”とでも訳したほうがより妥当である.
Kammrötungは1936年Schindlerによって胃の内視鏡所見として記述されたのが最初と言われている.
Kammrötungは1936年Schindlerによって胃の内視鏡所見として記述されたのが最初と言われている.
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