icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

Kammrötung

著者: 小越和栄1

所属機関: 1県立がんセンター新潟病院内科

ページ範囲:P.317 - P.317

文献購入ページに移動
 Kammrötung(カムレートゥング)はドイツ語で,消化器内視鏡用語集には“胃の長軸に平行に走る発赤で,一般にひだの頂上にみられる"と記載されている.従来これは“櫛状発赤”とか“線状発赤”と呼ばれていたが,Kammは“櫛”と訳するよりも,ここで使用される意味はうねや波の背または山の稜線などの意味であるため,“うね状発赤”または“稜線状発赤”とでも訳したほうがより妥当である.

 Kammrötungは1936年Schindlerによって胃の内視鏡所見として記述されたのが最初と言われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?