文献詳細
特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語
胃隆起性病変における山田分類(Yamada's classification for gastric polypoid lesion)
著者: 中嶋秀麿1 牛尾恭輔1
所属機関: 1国立がんセンター中央病院放射線診断部
ページ範囲:P.332 - P.332
文献概要
この分類を使用すると,組織学的診断が判明する前におよその隆起の様子を表現して討論することができる.更に大きさの要素を組み合わせることにより,胃隆起性病変の良悪性の診断の1つの手がかりになる.すなわち,5~9mmではⅡ型に早期癌がみられ,10~19mmでは,Ⅱ型とⅢ型に早期癌が含まれる.20mmを超すと,Ⅳ型に早期癌がみられ,Ⅱ型,Ⅲ型に進行癌が認められるようになると報告している.
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