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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

萎縮瘢痕帯(scarred area with discoloration)

著者: 丸山雅一1

所属機関: 1癌研究会附属病院内科

ページ範囲:P.333 - P.333

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 この用語の語源は,本誌12巻12号「大腸結核のX線診断」(白壁ら,1977)にあると思われる.白壁,中村(恭),そして筆者の3人がこの論文に着手する際に検討会を重ねる中で,自然発生的に使用していたものを,この論文中に用いた.ただしそのときには,“潰瘍瘢痕を伴う萎縮帯”と表現し,英語の訳語としては,“scarred area with discoloration”と意訳した.

 おそらく,この表現では長すぎるので,その後,これも自然の成り行きで,“萎縮瘢痕帯”という表現が慣用的に用いられ,現在では,この用語が1人歩きしているのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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