icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

管状狭小(tubular narrowing)

著者: 松川正明1

所属機関: 1昭和大学豊洲病院消化器科

ページ範囲:P.339 - P.339

文献購入ページに移動
 管状狭小は正常の部分に比べて病変部で腸管径の減少した領域が一様の太さに管状にみられる所見である.通常,狭小の所見がみられる範囲の腸管辺縁は比較的平滑なことが多い.

 内視鏡所見では狭小の程度が軽度であれば,内視鏡が病変部を通過できる.しかし,狭小の程度が中等度以上になると,内視鏡が病変部を通過できないため,多くはX線所見として使うことが多い.管状狭小のX線所見は充満像で最も明瞭となる.二重造影像では周辺粘膜と病変部とバリウムの付着に差が生じ,狭小部では粘膜ひだが消失することが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら