icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

周堤隆起(Randwall)

著者: 西俣寛人1

所属機関: 1南風病院

ページ範囲:P.352 - P.352

文献購入ページに移動
 輪郭の不整な潰瘍を取り囲むように不整な隆起が存在することを言う.上皮性腫瘍で病理組織上sm以深に腫瘍塊が存在し,中心部に癌性潰瘍を形成したときにみられ,特に2型,3型の癌にみられる所見である.例外的には,粘膜下腫瘍に深い潰瘍を伴ったときにRandwallを形成することもある.

 良性潰瘍の周囲にみられる隆起は“ulcer mound”と表現され,軟らかく,Randwallとは区別される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?