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特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語
縦走潰瘍(longitudinal ulcer)
著者: 松川正明1
所属機関: 1昭和大学豊洲病院消化器科
ページ範囲:P.354 - P.354
文献購入ページに移動 腸管の走行に沿った長軸方向の潰瘍を指す.縦走潰瘍に伴う所見として,長い潰瘍がすべて同じ深さではないため,健常部の粘膜が潰瘍によって引きつれて偽憩室形成をみる.また,直接所見として細長い白苔またはニッシェをみる.
食道では縦走性のびらんを数条認めるが,通常縦走潰瘍とは呼ばない.小腸・大腸病変で縦走潰瘍はみられる.縦走潰瘍病変のみられる疾患はCrohn病,虚血性疾患,薬剤性腸炎などである.
食道では縦走性のびらんを数条認めるが,通常縦走潰瘍とは呼ばない.小腸・大腸病変で縦走潰瘍はみられる.縦走潰瘍病変のみられる疾患はCrohn病,虚血性疾患,薬剤性腸炎などである.
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