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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

縦走潰瘍(longitudinal ulcer)

著者: 松川正明1

所属機関: 1昭和大学豊洲病院消化器科

ページ範囲:P.354 - P.354

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 腸管の走行に沿った長軸方向の潰瘍を指す.縦走潰瘍に伴う所見として,長い潰瘍がすべて同じ深さではないため,健常部の粘膜が潰瘍によって引きつれて偽憩室形成をみる.また,直接所見として細長い白苔またはニッシェをみる.

 食道では縦走性のびらんを数条認めるが,通常縦走潰瘍とは呼ばない.小腸・大腸病変で縦走潰瘍はみられる.縦走潰瘍病変のみられる疾患はCrohn病,虚血性疾患,薬剤性腸炎などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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