文献詳細
特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語
中毒性巨大結腸(toxic megacolon)
著者: 青柳邦彦1 中村昌太郎1 飯田三雄2
所属機関: 1九州大学第2内科 2川崎医科大学内科 消化器Ⅱ
ページ範囲:P.370 - P.370
文献概要
X線学的には,背臥位での腹部単純写真が診断に有用であり,横行結腸の拡張(直径7~10cm以上)2)3)が特徴的である(Fig. 1).拡張した腸管はhaustraが消失し,また潰瘍と炎症性ポリープのため,辺縁のぼけ像を伴う結節状の凹凸像として認められる.
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