icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

腸管壁内ガス像

著者: 島雅保1 牛尾恭輔1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院放射線診断部

ページ範囲:P.371 - P.371

文献購入ページに移動
 小腸,または結腸の漿膜下あるいは粘膜下にガスが貯溜し,囊胞状の形態を呈した所見をいう.しばしば多発性で,この場合,腸管囊腫性気腫(pneumatosis cystoides intestinalis)と称される.

 腹部単純X線写真では,蜂窩状,ブドウの房状と表現される特有のガス像を示すので,他の検査の前にある程度疾患が推測できる(Fig. 1).立位で横隔膜下に腹腔内遊離ガス像を認めることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら