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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

特発性食道破裂(spontaneous rupture of the esophagus)

著者: 幕内博康1

所属機関: 1東海大学第2外科

ページ範囲:P.373 - P.373

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 特発性食道破裂の記載はオランダのHerman Boerhaave(ヘルマン・ブールハーヴェイ)(Atrocis nec descripti prius, morbi historia. Secundum mediciae arties leges conscripta. Lugd Bat Boutesteniana Leyeden: 113, 1724)に始まる.Boerhaave's syndromeなる用語を用いたのはCurci JJ & Horman MJ (Ann Surg 183: 401-408, 1976)である.わが国では吉田(海軍医会誌24: 97-98, 1935)が初例を報告し,貴島の集計60例(日胸外会誌26: 172-187, 1978),笠原の集計123例(近大医誌6: 335-358, 1981)がある.

 定義としてはMackler(Surg Gynecol Obstet 95: 345-356, 1952)の直接的間接的外傷,異物,器具挿入,腫瘍,炎症,化膿によるものを除いた食道穿孔を言う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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