文献詳細
特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語
文献概要
畳んだテーブルナプキンを整えて,テーブルに置くための小さい円筒形の輪のことである(Fig. 1).ナプキンを通してテーブルに置いたときの形状がナプキンの中央を締めつけた形をしているので,通常は消化管が環状の全周性狭窄を起こしたときの形態の表現に用いられる.
手もとの10冊ぐらいの欧米の消化管X線診断の教科書の中にはS状結腸のいわゆるapple-core状変形を“napkin ring” constructionと表現したもの(Golden R 19641),Lightdale CJ & Hornsby-Lewis L,19952)),小腸癌の環状狭窄を表現したもの(Lissner,1988,Herlinger H & Maglinte DDT,19893))などがみられる.
手もとの10冊ぐらいの欧米の消化管X線診断の教科書の中にはS状結腸のいわゆるapple-core状変形を“napkin ring” constructionと表現したもの(Golden R 19641),Lightdale CJ & Hornsby-Lewis L,19952)),小腸癌の環状狭窄を表現したもの(Lissner,1988,Herlinger H & Maglinte DDT,19893))などがみられる.
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