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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

粘膜ひだの環状融合(fusion of the converging folds with annular formation)

著者: 吉田茂昭1

所属機関: 1国立がんセンター東病院

ページ範囲:P.379 - P.379

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 粘膜ひだの融合像が全周性に及んだ結果,環状の隆起像を形成し,周堤隆起のように見える所見を言う.

 粘膜ひだの融合像は,潰瘍あるいは潰瘍瘢痕を伴う病変の周囲に部分的に見られるが,この融合像が全周性に及ぶと粘膜ひだの集中像を伴った環状の隆起像を形成する.したがって,その発現機序は粘膜ひだの融合像の場合と全く同様であり,炎症に伴う間質反応や腫瘍の深部浸潤によって引き起こされる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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