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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 b.X線・内視鏡所見用語

表面型大腸腫瘍(colorectal flat neoplasm)

著者: 長廻紘1

所属機関: 1群馬県立がんセンター

ページ範囲:P.391 - P.391

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 表面型大腸腫瘍とは大腸の上皮性新生物(腺腫・癌)のうち,次の2つの条件を満たすものを言う.①形態学的に平坦である.②組織学的に水平発育型腫瘍腺管から成る.平坦とは,隆起の頂部,陥凹の底部が周囲の正常粘膜表面と平行であることを指す.水平発育型とは腫瘍腺管が正常大腸上皮と同じように,水平方向に並び,各腫瘍腺管は粘膜筋板から表層まで一直線に伸び,長さは同じ(全層性)のものを言う(Fig. 1)が,類全層性のものも含む.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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