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特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 c.病理・病変用語
de novo癌(de novo carcinoma)
著者: 中村恭一1
所属機関: 1東京医科歯科大学病理
ページ範囲:P.406 - P.406
文献購入ページに移動しかし,adenoma-carcinoma sequence説は,癌組織診断基準“異型度著明なdysplasia腺管の粘膜下組織浸潤をもって癌と定義する”ということを前提として導かれたものである.そして,粘膜内に限局しているdysplasia病変(=腺腫)を,その異型度をもってmild,moderate,severeの3段階に区分し,たとえ異型度が明らかに癌であってもそれを粘膜内癌とはせずにsevere dysplasiaとしている.
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