icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻3号

1996年02月発行

文献概要

特集 図説 形態用語の使い方・使われ方 第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語 c.病理・病変用語

瘻孔癌(carcinoma in fistula)

著者: 渡辺英伸1

所属機関: 1新潟大学第1病理

ページ範囲:P.432 - P.432

文献購入ページに移動
 瘻孔に発生した癌を指す.消化管では痔瘻(肛門瘻,肛門周囲瘻,直腸・肛門瘻)に合併した癌が代表となる.

 痔瘻癌は,一般に長期にわたって炎症の持続や反復を示す痔瘻や膿瘍(痔瘻に起因することが多い)に随伴する.癌は肛門腺導管上皮や肛門腺上皮を発生母地とすることが多い.しかし直腸粘膜(瘻孔入口部に存在することがある.また,瘻孔が重複直腸から成ることもある)を発生母地としていることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら