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レベルアップ講座 診断困難例から消化管診断学のあり方を問う
保存的治療で狭窄の改善が望めず手術を施行した腸間膜脂肪織炎の1例
著者: 鈴木和夫1 中嶋均1 小平進2
所属機関: 1弘前大学第1内科 2帝京大学第1外科
ページ範囲:P.910 - P.912
文献購入ページに移動当科で施行した下部消化管X線検査では,S状結腸に約25cmにわたる全周性狭窄を認め,健常部と病変部の境界は明瞭だった.病変部の壁は鋸歯状であり,内面には細い横皺襞が密に認められた.しかし,粘膜の破壊像はなかった(Fig. 1a, b).
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