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文献概要
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編集後記
著者: 大倉康男
所属機関:
ページ範囲:P.932 - P.932
文献購入ページに移動 遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)は比較的なじみの少ない疾患である.そのような疾患を本誌のテーマとしたのは,第43回大腸癌研究会(浜松,1995年7月)において本疾患が主題の1つに取り上げられ,その認識が全国的なレベルで高まりつつあることが確認されたためである.その統計的事項は当番世話人である馬塲論文の中にまとめがなされている.
本号には歴史的事項,自然史,癌および腺腫の特徴,サーベイランスの方法ならびにその問題点,最近の遺伝子学的研究という要点が専門とする先生方によって記述されており,HNPCCについての知識を十分に得ることができるものである.また,数多くの症例が画像を主体として記載されていることから,本疾患が認識しやすいものになっていると言える.現時点におけるHNPCCの教科書にもなりうるものである.
本号には歴史的事項,自然史,癌および腺腫の特徴,サーベイランスの方法ならびにその問題点,最近の遺伝子学的研究という要点が専門とする先生方によって記述されており,HNPCCについての知識を十分に得ることができるものである.また,数多くの症例が画像を主体として記載されていることから,本疾患が認識しやすいものになっていると言える.現時点におけるHNPCCの教科書にもなりうるものである.
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