icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻8号

1996年07月発行

文献概要

--------------------

書評「「標準放射線医学」第5版」

著者: 隈崎達夫1

所属機関: 1日本医科大学放射線医学

ページ範囲:P.1018 - P.1018

文献購入ページに移動
 多少おこがましい言い方かもしれないが,私自身27年間放射線医学一筋に勉強してきた思いは強い.途中からは,日常の診療以外は興味ある領域の研究に打ち込んできた.いわば,専門馬鹿であることに少しの疑念も挟まなかった.そして現在,逆に専門馬鹿だけでは通用し難い立場にあることに戸惑いを覚えることが少なくなくなった.そういうときに必ず開くのが正に本書である.私個人にとってはまがうことなき座右の書である.

 学生の授業の前夜,スライドを見直しながら“標準放射線医学”を開いて,その項目に目を通す習慣はもう何年続いただろうか.“標準放射線医学”によって基礎的な知識をもう一度確かめ,自分なりの新しい工夫を加えながら学生の授業を行い,学生との質疑応答を楽しんでいる.この教科書の利用価値はいろいろな面で高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?