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今月の主題 早期胃癌の内視鏡的粘膜切除―適応拡大をめぐる問題点 主題
内視鏡的胃粘膜切除術手技の新しい試み―strip biopsy後の方法論をめぐって
著者: 岡崎幸紀1
所属機関: 1山口県厚生連周東総合病院
ページ範囲:P.1103 - P.1112
文献購入ページに移動要旨 早期胃癌の治療としての内視鏡的粘膜切除術(EMR)について,strip biopsy登場後の展開を論評した.より正確に,より安全に,より大きくという観点から,フード法,EMRC,EAM,EMR-L,4点固定法が開発されている.しかし,早期胃癌に対するEMRの適応は,病理学的所見をもとに基準が考えられており,このため手技の開発論もこの適応基準内での正確,安全な切除に精力が注がれている.適応拡大という面からみれば,これまでの手技の方法論ではこの点の追求はほとんどないが,4点固定法はこの問題を意識した検討がなされている.
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