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文献詳細

雑誌文献

胃と腸31巻9号

1996年08月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌の内視鏡的粘膜切除―適応拡大をめぐる問題点 主題

内視鏡的胃粘膜切除術手技の新しい試み―strip biopsy後の方法論をめぐって

著者: 岡崎幸紀1

所属機関: 1山口県厚生連周東総合病院

ページ範囲:P.1103 - P.1112

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要旨 早期胃癌の治療としての内視鏡的粘膜切除術(EMR)について,strip biopsy登場後の展開を論評した.より正確に,より安全に,より大きくという観点から,フード法,EMRC,EAM,EMR-L,4点固定法が開発されている.しかし,早期胃癌に対するEMRの適応は,病理学的所見をもとに基準が考えられており,このため手技の開発論もこの適応基準内での正確,安全な切除に精力が注がれている.適応拡大という面からみれば,これまでの手技の方法論ではこの点の追求はほとんどないが,4点固定法はこの問題を意識した検討がなされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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