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文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻1号

1997年01月発行

今月の主題 胃sm癌の細分類―治療法選択の指標として

序説

胃癌sm浸潤程度細分類の意義

著者: 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.11 - P.13

文献概要

 はじめに

 以前の胃癌の診断は楽であった.診断する側は病変の性状と浸潤範囲さえ診断すれば,後はすべて外科医の裁量で手術が行われていたからである.手術術式は外科医の経験,所属施設の方針や慣習,患者さんの社会的地位や年齢などによって異なった.12年前,筆者自身も自分でm癌と診断したが第2群リンパ節までの郭清を行っていただいた.

 その後,世の中の情勢は大きく変化した.患者さんのQOLが重視され,胃癌の手術の話題はもっぱら縮小手術に関するものがその部分を占めている感じがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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