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文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻10号

1997年09月発行

今月の主題 早期食道癌―X線診断の進歩

序説

早期食道癌―X線診断の進歩

著者: 西沢譲1

所属機関: 1東京都がん検診センター

ページ範囲:P.1285 - P.1287

文献概要

 X線や内視鏡のような形態診断学の基礎となるものは解剖学であるが,特にX線診断では目安になるものが必要で,それらが診断の進歩を促す.

 例えば,胃について言えば古くは粘膜ひだが診断の目安であったが,胃小区が肉眼で見える最小単位として解剖書にも記載されており,胃小区を表そうとする努力がなされてから半世紀近く経過している.大腸も同様で,無名溝という最小単位の形態名があり,それらがX線像に描出されるようになってから30年を経過している.いずれも二重造影法によるものであるが,それらを描出しうれば正常像とされ,微細診断の目安に用いられてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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