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文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻10号

1997年09月発行

今月の主題 早期食道癌―X線診断の進歩

主題

間接食道集検における早期食道癌の拾い上げ

著者: 細井董三1 菊池好子2 平塚伸1 熊谷洋一1 入口陽介1 芦川和広1 中村尚志1 知念信昭1 益満博1 中井呈子1 東馨1 山田耕三1 岡田利邦1 山村彰彦3

所属機関: 1多摩がん検診センター消化器科 2多摩がん検診センター放射線科 3多摩がん検診センター病理科

ページ範囲:P.1289 - P.1297

文献概要

要旨 1995年5月から1997年4月までの2年間の当センターにおける食道集検の成績を検討した.癌発見率は0.10%で,しかも表在癌比率は92.3%と高率であった.現在の食道集検のm癌に対する拾い上げ能はm1はほとんど不可能であったが,辺縁に所見が表れやすい30mm以上の病変ならm2病変までは可能であった.今後対象を集約し,撮影体位を工夫することにより,間接食道集検の場でもEMRの適応となるようなm癌を含む早期食道癌を,より多く,より効率的に拾い上げうるようになるはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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