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文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻10号

1997年09月発行

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書評「早期胃癌X線診断―撮影法と読影の実戦ノート―ポイント100」 フリーアクセス

著者: 西沢護1

所属機関: 1東京がん検診センター

ページ範囲:P.1310 - P.1310

文献概要

 浜田先生は,亡くなられた白壁彦夫先生の数多い弟子の中で,最も信頼されていた1人である.

 本書を通覧して,まず感じたことは白壁先生の著書「腹部X線読影テキスト」と雰囲気が非常に似ていることである.白壁先生は後を見ずに先へ先へと求める求道者的なところがあり,その画像はとことん写し出されたものでなければ納得せず,すべて捨てられてしまう.弟子たちの能力の出しうる限りのものを出させる.そして,その表しうる限界を証明する手法である.人になりきれない者,努力をしない者はどんどん切り捨てていく.絵で言えば,何十枚と画かれた中で納得できる1枚だけが絵であると主張するのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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