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リフレッシュ講座 小腸X線検査・1
基本的手技
著者: 飯田三雄1 天野角哉1
所属機関: 1川崎医科大学内科
ページ範囲:P.1383 - P.1387
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小腸X線検査は,小腸内視鏡が一般的な検査法になっていない現在,重要かつ不可欠な診断方法である.その方法はTable1に示すごとく多種類に及ぶが,一般的には造影剤1回投与による経口法と経ゾンデ法による二重造影法が行われている1).しかし,検査に長時間を要する,病変の発見頻度が少ない,正常像と異常像の区別がつきにくいなどの理由から日常診療では敬遠される傾向にあり,十分に普及した検査法とは言い難い.そこで,本稿では,上記2種類のX線検査法の基本的手技について述べてみる.
小腸X線検査は,小腸内視鏡が一般的な検査法になっていない現在,重要かつ不可欠な診断方法である.その方法はTable1に示すごとく多種類に及ぶが,一般的には造影剤1回投与による経口法と経ゾンデ法による二重造影法が行われている1).しかし,検査に長時間を要する,病変の発見頻度が少ない,正常像と異常像の区別がつきにくいなどの理由から日常診療では敬遠される傾向にあり,十分に普及した検査法とは言い難い.そこで,本稿では,上記2種類のX線検査法の基本的手技について述べてみる.
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