icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻2号

1997年02月発行

--------------------

書評「CHOLELITHIASIS:Causes and Treatment」 フリーアクセス

著者: 奥田邦雄1

所属機関: 1千葉大学第1内科

ページ範囲:P.150 - P.150

文献概要

 このたび私の畏友,九州大学名誉教授中山文夫君が医学書院から「CHOLELITHIASIS―Causes and Treatment」を上梓された.本書はすばらしい名著であるの一言に尽きる.

 最初の頁に,Aschoff教授が1909年に描いたコレスロール結石の割面の絵が示されているが,驚くほど正確に克明に描写されている.序文に,中山教授が九州大学第1外科に入局して,三宅博教授から胆石をやらないかと言われ即座にそのように決心したこと,胆石の材料となる胆汁の理解のため有機化学を勉強され,外科医としてユニークな地位を打ち立てられた経緯が述べられている.中山教授は学問はもとより,語学に非常にたけておられ,この本の英語は日本人が書いたとは思えない高級なものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら