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書評「早期肝癌と類似病変の病理」 フリーアクセス
著者: 岡本英三1
所属機関: 1兵庫医科大学第1外科
ページ範囲:P.288 - P.288
文献購入ページに移動著者の神代正道教授は,肝癌および門充症の病理学で一時代を築かれた中島敏郎名誉教授の高弟であり,病理学教室の後継者でもある.恩師の下で培われた剖検材料による肝癌の病理学を土台として,神代教授は早くから外科切除材料を用いた生体の肝癌病理の必要性に着目され,特に胃癌や大腸癌と同列に論じられるような早期肝癌像の解明に精力的に取り組んで来られた.その卓越した研究成果と見識で肝臓学会,肝癌研究会などで常に指導的役割を担って来られた.本書はその集大成と言うべきものである.
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