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文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻3号

1997年02月発行

特集 炎症性腸疾患1997

主題 Ⅰ.診断 1.潰瘍性大腸炎

(5)病理診断

著者: 渡辺英伸1 味岡洋一1 西倉健1

所属機関: 1新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.309 - P.316

文献概要

要旨 潰瘍性大腸炎(UC)の病理診断は,“患者の病歴や症状のほかに,現在の所見と経時的所見とを含む以下の所見;一般検査所見,X線・内視鏡所見および病理形態所見”を総合したうえで行うことが基本である.UCは特徴的な肉眼像と組織像を有し,それらが内科的治療によって大きな変化を受ける.これらのことを熟知していると,肉眼像で正確に病変部を認識でき,診断に最適の部位から生検材料を採取することができる.更に,生検上での鑑別診断のためには,材料採取が,病変部内での種々の肉眼像から,病変境界部から,また正常に見える部からも行われるべきであることを強調したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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