文献詳細
特集 炎症性腸疾患1997
主題 Ⅰ.診断 2.Crohn病
文献概要
要旨 Crohn病(CD)の内視鏡診断の要点は潰瘍の特徴をよくつかまえることに尽きる.潰瘍の大小種々であるが,サイズにかかわらずCDの特徴を持っている.しかし,大きなものほど特徴(discrete,縦走)が明瞭であり診断を下しやすい.小さい潰瘍は個々の潰瘍から診断することは難しく,それらを群として捉えて,群としての特徴(縦走配列)が明らかなものは診断可能である.潰瘍以外のことは内視鏡で解明があまり期待できず,X線検査の併用が必要である.
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