文献詳細
特集 炎症性腸疾患1997
主題 Ⅱ.治療
文献概要
要旨 炎症性腸疾患の内科的治療について概説し,新しい薬剤・治療法についても紹介した.潰瘍性大腸炎ではsalazosulfapyridine,mesalazine,prednisolone,免疫抑制剤などの薬物療法が主体で,それらを用いた重症度別の初期治療と緩解維持療法の治療指針を解説した.また,現在その有用性が検討されている白血球除去療法・顆粒球吸着法にも触れた.Crohn病では成分栄養法を中心とした栄養療法の重要性を述べ,更に病型別の薬物療法の実際について解説を加えた。
掲載誌情報