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編集後記
著者: 樋渡信夫
所属機関:
ページ範囲:P.532 - P.532
文献購入ページに移動 潰瘍性大腸炎とCrohn病の診断基準(案),治療指針(案)が示されてから,約20年が経過した.それ以来同じ概念や基準の下に,診断や治療成績の討論がなされてきた.
「胃と腸」時代には炎症性腸疾患の特集は2,3年に1回程度だったが,「胃と腸」になってからはその頻度が増し,最近は年に2本程度特集が組まれている.患者数の増加と相まって,その診断学は確実に進歩してきた.当時はCrohn病と腸結核の鑑別が大きな問題であり,治療的鑑別診断がよくなされた.その後,診断するわれわれの眼も慣れてきて,現在ではX線1枚でも典型例なら診断可能になってきた.
「胃と腸」時代には炎症性腸疾患の特集は2,3年に1回程度だったが,「胃と腸」になってからはその頻度が増し,最近は年に2本程度特集が組まれている.患者数の増加と相まって,その診断学は確実に進歩してきた.当時はCrohn病と腸結核の鑑別が大きな問題であり,治療的鑑別診断がよくなされた.その後,診断するわれわれの眼も慣れてきて,現在ではX線1枚でも典型例なら診断可能になってきた.
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