icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸32巻4号

1997年03月発行

今月の症例

狭窄型虚血性大腸炎の1手術例

著者: 小林清典1 五十嵐正広1 勝又伴栄1 西元寺克禮1 三富弘之2

所属機関: 1北里大学東病院消化器内科 2北里大学東病院病理

ページ範囲:P.538 - P.540

文献概要

〔患者〕79歳,女性.1994年2月16日の夕食後に腹痛と下痢が出現し,腹満感や嘔吐も認められた。翌日,血液混じりの水様性下痢が頻回となり,腹痛も増強したため当院受診.腹部単純X線所見で小腸ガスが認められたため,腸閉塞の診断で入院となった.なお既往歴や家族歴に特記すべきことはなかった.

 身体所見では,腹部は全体に膨隆し,下腹部に著明な圧痛を認めた.血液検査では,赤沈値50mm/hr,CRP35mg/dlで炎症反応が著明に亢進しており,低蛋白血症も認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら