icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻1号

1998年01月発行

「胃と腸」ノート

ポリペクトミー後の穿孔と内視鏡挿入時の機械的穿孔との違い

著者: 宇野良治1 棟方昭博1

所属機関: 1弘前大学医学部第1内科

ページ範囲:P.117 - P.118

文献概要

 結腸の粘膜側から内視鏡を押してゆくと,まず,筋層と漿膜が破れ,最後に粘膜が破れる1).すなわち,第1段階として,まず,内輪筋,外従筋が掻き分けられるように筋層が分離するとともに漿膜が伸展しながら徐々に断裂してゆく.そして,漿膜・筋層の裂傷に粘膜が入り込み,更に過伸展し,破裂するように一気に穴が空き察孔が完結する.この機序は組織の伸展性の差によると解釈される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら