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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻10号

1998年09月発行

文献概要

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書評「大腸がん検診―その考え方と実際」

著者: 市川平三郎12

所属機関: 1国立がんセンター 2(財)早期胃癌検診協会

ページ範囲:P.1320 - P.1320

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 癌の研究が近来著しく進歩したことは認識しているが,それでもなお,癌死を救うのに最も効率がよいのは,早期発見つまり検診しかないことは明白である.

 最近,“がん検診無用論”という暴論をはじめとして,なんとなく検診に対して逆風が吹き,嘆かわしいところであったが,更に,厚生省は突如として,がん検診を老健法から除外するという方針を発表して,冷水を浴びせた.国民も動揺しているようだが,検診従事者の中にも,本当のところはどうなんだ,と戸迷っている向きもあるやに聞いている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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