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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻10号

1998年09月発行

文献概要

今月の主題 腸管子宮内膜症 主題症例

卵巣子宮内膜症術後に発症した腸管子宮内膜症の1例

著者: 風見明1 小泉浩一1 酒井達也1 甲斐俊吉1 武本憲重1 山尾剛一1 半田隆義1 竹腰隆男1 丸山雅一1 宇津木久仁子2

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院婦人科

ページ範囲:P.1359 - P.1363

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要旨 患者は,38歳,女性.36歳時,当院婦人科で左卵巣子宮内膜症のため子宮付属器切除術施行.術後1年後から,月経周期に一致する下血を主訴として当科紹介.注腸造影検査では,直腸Rs部前壁側からの片側性圧排像とtransverse ridgingを認めた.大腸内視鏡検査では,直腸S状部の粘膜面に一部発赤を伴った管腔の1/2周を占める粘膜下腫瘍様隆起と伸展不良を認めた.画像所見から腸管子宮内膜症を考え,6か月間ホルモン療法を施行し症状は改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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