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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻10号

1998年09月発行

文献概要

今月の主題 腸管子宮内膜症 主題症例

2か所に腫瘤を形成した腸管子宮内膜症の1例

著者: 多田正大1 草場元樹1 井形栄司1 清木孝祐2 三好正人2 原田稔2 清水誠治3

所属機関: 1京都がん協会消化器科 2原田病院 3京都第一赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.1365 - P.1368

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要旨 無症状の31歳,女性の直腸とS状結腸の2か所に粘膜下腫瘍様所見を呈した腸管子宮内膜症を経験した.注腸X線,内視鏡検査に加えて,超音波内視鏡,MRIなどの所見を合わせて術前診断することによって,病変の局在を明確にするとともに,本症の確定診断を下すことができた.本症は腸管内に多発することも少なからずある.本症は病悩期間も長く診断困難例も少なくないため,取り残しのないよう,多発病変を看過しないように努めるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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