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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻10号

1998年09月発行

文献概要

今月の主題 腸管子宮内膜症 主題症例

ホルモン療法により経過観察した腸管子宮内膜症の2例

著者: 泉信一1 野村昌史1 小山内学1 柳川伸幸1 高橋邦幸1 渡辺晴司1 辻邦彦1 伊藤英人1 潟沼朗生1 姜貞憲1 佐藤健誠2 北沢俊治2 桜井康雄 真口宏介 斉藤裕輔 高後裕

所属機関: 1手稲渓仁会病院消化器病センター 2旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.1369 - P.1373

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要旨 LH-RHアナログを用いたホルモン療法を施行し,経過観察を行いえたS状結腸子宮内膜症の2例を経験した.2例ともに子宮内膜組織のS状結腸粘膜面への露出はみられず,画像所見上は漿膜側からの圧排,浸潤所見であった,また生理周期に一致した下血を認めなかった.ホルモン療法を施行した結果,2例ともにS状結腸漿膜筋層側を主座とする子宮内膜組織が萎縮したと考えられる画像所見の改善を認めた.ホルモン療法単独では再発率も高く,今後の厳重な経過観察が必要と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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