文献詳細
今月の主題 早期大腸癌の組織診断―諸問題は解決されたか
特集:早期大腸癌の組織診断基準―諸問題は解決されたか
著者: 石黒信吾1 岩下明徳2 加藤洋3 小池盛雄4 下田忠和5 中村恭一6 八尾隆史7 渡辺英伸8
所属機関: 1大販府立成人病センター・病理 2福岡大学筑紫病院・病理 3癌研究会癌研究所・病理 4東京都立駒込病院・病理 5国立がんセンター中央病院・臨床検査部 6東京医科歯科大学・病理 7九州大学・第2病理 8新潟大学・第1病理
ページ範囲:P.1435 - P.1476
文献概要
各自の組織診断基準はヘマトキシリン・エオジン標本の詳細な分析ばかりでなく,経過観察例を経験すること,分子生物学的分析を行うこと,などで変化している可能性がある.また,1992年以降,病理医の間でも組織診断基準の統一を図る努力が各種研究会や班研究を通じて行われてきた.はたして,6年が経過した現在,組織診断基準の差は解消されたのであろうか.
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