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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻12号

1998年11月発行

今月の主題 胃癌EMRの完全切除の判定基準を求めて

主題

早期胃癌に対する内視鏡治療の効果判定―特に不完全切除例の効果判定

著者: 多田正弘1 時山裕2 中村弘毅2 柳井秀雄2 山口研成1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター消化器科 2山口大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1559 - P.1565

文献概要

要旨 内視鏡的治療における効果判定,特に不完全切除例に対する分割切除での効果判定について明らかにした.完全切除例においては,その評価ができた時点で局所根治が証明される.不完全切除例においては,1年目の内視鏡検査で遺残がみられないものは,局所根治が得られたと判定することができる.その時点で,遺残が証明された病変は,20mm以下のmにとどまる病変であるため,追加の内視鏡的治療で根治効果が得られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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