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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻12号

1998年11月発行

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書評「内科医の薬100―Minimum Requirement 第2版」 フリーアクセス

著者: 木村繁1

所属機関: 1医薬制度研究会

ページ範囲:P.1566 - P.1566

文献概要

 書店で「内科医の薬100-Minimum Requirement」を目にしたとき,“これだ”と思ったのには2つの理由があった.薬剤師として長い間医薬分業を主張してきたものにとって,薬の適正使用のキーは,医師の処方にあると強く感じていたことが1つ.それとWHOのエッセンシャル・ドラッグズの考え方に現れているように,ほんの数円の補液用薬剤があれば,何万人もの子供の命を救える開発途上国があるのに,日本では不必要な薬が使われすぎているのではないかと常日頃感じていたからである.

 従来の日本における繁用薬の中には,外国で副作用があるため開発を断念したものが含まれていたり,抗痴呆薬に代表されるように,とても先進国では許可にならない薬が入っていたりした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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