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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻12号

1998年11月発行

文献概要

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書評「内科医の薬100―Minimum Requirement 第2版」 フリーアクセス

著者: 野口善令1

所属機関: 1京都大学医学部付属病院総合診療部

ページ範囲:P.1670 - P.1670

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 「内科医の薬100-Minimum Requirement」第2版が上梓された.“新しい診療よりもよい診療を”の哲学に基づいて,常用する薬剤の種類を制隈し,評価の確立した薬のみを使用するという初版の編集方針は第2版でも貫かれている.

 わが国では伝統的に,“医療者=くすし,薬を調合,処方するもの”というイメージが強く,医療者の側にも,多くの薬,それも,新薬,秘薬を他人に先駆けて使うのが名医という風潮があった.この習俗的伝統と保健行政策があいまってわが国の薬剤処方量は世界でも例外的に多い.本書は,この風潮を“誤解”と一刀両断にしており,その挑戦精神には拍手を送りたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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