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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻13号

1998年12月発行

症例

胃・小腸・大腸に潰瘍病変を呈した消化管原発T細胞悪性リンパ腫の1例

著者: 大谷顕史1 坂田祐之1 岩切龍一1 藤本一眞1 宮原正晴2 嶋本義範2 水口昌伸3 徳永藏4

所属機関: 1佐賀医科大学消化器内科 2佐賀医科大学血液内科 3佐賀医科大学放射線科 4佐賀医科大学病理

ページ範囲:P.1783 - P.1787

文献概要

要旨 患者は69歳,男性.心窩部痛を主訴に松永内科胃腸科を受診した.胃内視鏡検査で多発性の潰瘍病変を指摘され,発熱および体重減少を認めたため当科へ入院.精査で胃,小腸および大腸の広範囲にわたり潰瘍性病変を認めた.生検組織でT細胞悪性リンパ腫と診断され,Dawsonらの診断基準を満たすことから消化管原発の悪性リンパ腫と診断した.消化管全体に,広範に潰瘍性病変を認めた消化管原発のT細胞悪性リンパ腫の報告はまれであり,今回報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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