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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻2号

1998年02月発行

今月の主題 消化管病変の三次元画像診断―現状と展望

主題

3D-EUS―胃食道静脈瘤の3D-CD-EUS

著者: 西田均1 熊野雄一1 坂本仁1 仲又進12 青柳有司1 三田村圭二1

所属機関: 1昭和大学医学部第2内科学教室 2社会保険都南総合病院内科

ページ範囲:P.137 - P.143

文献概要

要旨 カラードプラ機能を有するリニア走査型超音波内視鏡装置(CD-EUS)を用いて,われわれが行っている胃食道静脈瘤の血流検出率を示し,三次元表示あるいは疑似三次元表示について概説した.胃食道静脈瘤の血行動態を把握することは,内視鏡的治療やintervention治療などを行う際に,治療法の選択,効果の予測や判定に不可欠である.CD-EUSにより施行中にこれらの構築や血行動態を立体的に把握することが可能であり,また把握されなければ正確な診断は困難である.したがって,CD-EUSの三次元表示は客観的に病態を立体的に呈示するのに役立つものである.しかし,現時点でのCD-EUSの三次元あるいは疑似三次元表示は狭い範囲の表示にとどまるため,全体像を表示するには不十分であり,今後の発展が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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