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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻2号

1998年02月発行

文献概要

今月の主題 消化管病変の三次元画像診断―現状と展望 主題

電子内視鏡による光切断法を用いた立体計測システム

著者: 菅野聡1 大井田正人1 林田浩明1 今泉弘1 田辺聡1 小泉和三郎1 西元寺克禮1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.167 - P.173

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要旨 被写体の立体計測法の1つとして,われわれが開発したレーザースリット光を用いた計測システムを中心として述べる.本法の精度は陥凹モデルで直径,深さともに2%以下,斜め方向の精度でも5%以下であった.しかし隆起モデルの高さの誤差率は垂直方向,斜め方向ともに6%以下であったが,直径(横径)では約20%と高率であった.この要因としては,球形の被写体にはレーザー光の照射を行えない部分があり,原理的な短所とも言えた.また今回の試作型では測定が可能な長径は15mm以下であった.今後,精度と操作性の向上に加え,大きな測定対象物を測定するためには,新たな計測専用機種の開発が必要と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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