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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻2号

1998年02月発行

文献概要

今月の主題 消化管病変の三次元画像診断―現状と展望 主題

ヘリカルCTと三次元画像診断

著者: 森山紀之1 関口隆三1

所属機関: 1国立がんセンター東病院放射線部

ページ範囲:P.181 - P.186

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要旨 ヘリカルCTは撮影台の移動を行いながら立体的な画像情報を得ることができるため,三次元画像表示が可能である.得られる三次元画像にはヘリカルCT画像特有の性質があり,これらを十分に理解したうえで撮影や読影に当たるべきである.消化管におけるヘリカルCTによる三次元画像は,消化管二重造影や内視鏡における微細病変の検出能と比較するとはるかに劣るものであるが,客観性に優れた画像であり,病変の位置関係や大きさ,拡がりの診断に有用である.三次元画像は今後,患者,患者家族や研修医療関係者に対する説明,教育に有用と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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