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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻2号

1998年02月発行

今月の主題 消化管病変の三次元画像診断―現状と展望

主題症例

三次元画像表示が有用であった静脈硬化症による大腸虚血性病変2例

著者: 山本淳也1 八尾恒良1 八尾建史1 帆足俊男1 高木靖寛1 小野広幸2

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科 2福岡大学筑紫病院放射線科

ページ範囲:P.207 - P.211

文献概要

要旨 ヘリカルCTを用いて静脈硬化症による大腸虚血性病変の2例の三次元画像を作成し,本病変の特徴である大腸に沿った石灰化について,静脈および腸管壁との立体的関係を観察した.腸管壁外の石灰化は腸問膜静脈の末梢側に沿ってみられた.腸管壁内の石灰化は主として腸壁の漿膜側にあり,腸間膜付着側に観察された.石灰化の観察には三次元画像に加えMIP(maximum intensity projection)処理像の併用が病変の立体構築の把握に有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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