icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻2号

1998年02月発行

文献概要

今月の主題 消化管病変の三次元画像診断―現状と展望 主題症例

超音波プローブを用いた三次元表面表示が有用であった直腸カルチノイド腫瘍の1例

著者: 丹羽康正1 後藤秀実1 亀山祐行1 松井真寿美1 野村直人1 細井努1 新海真1 早川哲夫1

所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.217 - P.220

文献購入ページに移動
要旨 患者は54歳,男性で,直腸に山田Ⅲ型の隆起性病変を指摘された.超音波プローブを用いた表面表示により病変を真上や斜め上から表示でき,立体的な把握が容易であった.表面表示上に2方向の断面像を表すことができ,SM中等度以上の浸潤が診断できた.外科的に楔状切除がなされ,深達度sm3のカルチノイド腫瘍であった.超音波プローブを用いた三次元画像診断は,同機種の新しい展開として大いに期待されると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?