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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻3号

1998年02月発行

文献概要

特集 消化管悪性リンパ腫1998 ノート 臨床編

―Helicobacter pylori除菌療法をめぐるcontroversy―胃MALTリンパ腫に対するHelicobacter pylori除菌療法の効果の予測

著者: 松島由美1

所属機関: 1京都大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.499 - P.500

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はじめに

 胃MALTリンパ腫は,Helicobacter pylori(以下H. Pylori)の持続感染により発生することが示唆されている.事実,H. pyloriの除菌によって改善する例が多数報告されている.しかし,一方H. pyloriが除菌されたにもかかわらず,その経過観察中に病変が進展する例も報告されている.したがって除菌前にH. pyloriの除菌により治癒しうる例であるか否かを判定することができれば治療計画を立てるうえで極めて有用と考えられる.そこで,胃MALTリンパ腫の除菌後の予後因子について,現在までの知見について自験例も含めて考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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