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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻4号

1998年03月発行

文献概要

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「胃と腸」質問箱

著者: 長南明道1

所属機関: 1JR仙台病院消化器内視鏡センター

ページ範囲:P.550 - P.550

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胃EMR後の穿孔におけるクリップ縫合

 質問 1997年12月の早期胃癌研究会ミニレクチャーでご講演いただいた中で,早期胃癌に対するEMR後に穿孔を来した場合,クリップで縫合することによって保存的に治癒できた症例を拝見し,感銘を受けました.今までは穿孔を起こせば腹膜炎を来す前に緊急手術を行わなければならない,と短絡的に考えていましたが,大変貴重な勉強をさせていただきました.すべてのケースが保存的に治癒できるのではないと考えますが,手術とクリップ縫合のどちらを選択すべきか,その目安について教えて下さい.

 またクリップが8か月以上にわたって胃体下部に遺残していたようですが,不要になったクリップを除去するためにはどのように工夫すればよいのでしょうか? 実は大腸でEMRを行い,大きい粘膜欠損をクリップ縫合したのですが,クリップが脱落しないケースを経験して困っています.

(京都M生)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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